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「やはり何事も挑戦だな」

リリイベありがとう記

伊東健人さん、アーティスト初のリリースイベント「Kent Ito 真夜中のラブ Release Event “Waves #1”」開催おめでとうございました!

 

私は昼の部に参加し、衝撃に震えながらしばらく東京の街を彷徨っていました。めちゃめちゃ良かった……

 

伊東さんの口から今回のアーティストデビューについて話してもらえること、それを直接聞くことができる機会に巡り会えて贅沢者でした。様々な媒体のインタビュー等でも既に語られているところかと思いますが、今回聞いて私の中で落ちた言葉たちをまとめておこうと思います。ニュアンス・解釈違いはあるかもしれないので信用しないでください… 己が一番己を信じていないので…

 

まず何よりも先に、ずっとアーティスト活動もといソロデビューは「しない」と明言してきた伊東さんが今回「やろう」と決めたプロセスを丁寧に一つずつ説明してくれて、本当に真摯なひとだな… と思ったし、それだけ葛藤があったことも窺い知れたし、やっぱり一つ返事じゃなかったんだな、色んな気持ちが生まれては悩んで、今日に辿り着いたんだなって理解(わか)ってグッときた。藤田さんも話を妨げずに聞いてくださっていて、話も半ばへ差し掛かったときに伊東さん自身が気付いて切り上げてたのでその場の空気が和んだし、本人は固い話だと言って申し訳なさそうだったけれど私は伊東さんの言葉で聞けてうれしいな〜と思っていた。

 

今までやらなかった理由、マイナスのこと。

①自分の中で主軸がちゃんとできていない
まだ自分の中ではできたとは思わない。でも今回やるにあたって、一旦できたと仮定する。

②“伊東健人”としての人前での歌い方が分からない
キャラクターを背負って歌う方が向いていると思っていた。

③我儘を言って周りの人を困らせてしまう
やるなら絶対我儘を言うから、逆にそれを聞いてくれるのであればやってもいいかもしれないと思った。


今回やることになった理由、プラスのこと。

①声優として活動し始めて今年で十年目

②34歳になった
20代の頃であれば断っていたし、40代で始めるには遅いかなと思い、始めるならチャンスはここがギリギリだと思った。

 

仕事にするつもりもなくて、むしろ置いてくるはずだった音楽を。たぶん伊東さんにとってはそんなに難しいものじゃなくて、楽しいものとしてこれからも付き合っていくはずだった音楽を。一オタクとして「義務にならないかな」って勝手に心配だった。今日参加できて本当に良かった。伊東さんがこれからのアーティスト活動のこと楽しみにしてて、って言ってくれるのであれば、もう楽しみにするしかない。

 

 

とまあ、長々と話してまいりましたがそもそもリリースイベントというもの自体が初めての経験で、驚きの連続でした。伊東さん、みんなの驚いた顔が好きって言ってたけど私は伊東さんのそういうところが好きだよ…

 

トークパートは生歌を織り交ぜながら伊東さんの音楽のルーツを掘り下げていく、という贅沢な時間だった。

 

歌ってくれた曲たち

工藤静香/中島みゆき作詞・作曲『激情』
お母さんの十八番。幼心ながらも良い曲だなと思っていた。

Stevie Wonder 『To Feel The Fire』
学生時代に勉強をお世話になったお兄さんの部屋でよく流れていたのがスティービーワンダーとサザンだった、という話から。一番知ってるかな?という理由でCMの曲に(確か缶コーヒー?) 英語を理解してる訳ではなかったけれど音で覚えてるし歌える。

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ループ&ループ』
バンドを組むことになり、初めてちゃんとカヴァーした曲。最初はアコギがいいと教えてもらい1万ちょっとで購入した。アコギはエレキより弦が硬いため、触らない期間が長いと指の皮が柔らかくなってしまうので痛いらしい。

supercell(ryo) feat.初音ミク『メルト』
バンドをやりながらも作曲、ボーカル担当では無かった伊東さんが大学2、3年のときに出逢ったのがボーカロイド初音ミク”だった。当初の印象は「流行っている」単位をあらかた取り終え、面倒な午前の授業を取らなくなった際の暇つぶしだった。今も一線で活躍されているryoさん、magic numberでご一緒したオスターさんとの交流もここから。
そういやサビ終わりの「好きなの」を言い淀んだ伊東さんに舌を噛みちぎったが……?どうしてそんなことをするの…??オタク(一人称)はすぐに狂いますよ…… その後ぶっきらぼうにハイハイ好きなの、って感じで言われて「も〜〜〜〜〜〜〜〜」となりました。

伊東さんを応援し出してから、番組内でよく見ていた“コードを探りながら歌う姿”を生で見ることができて、感無量でした。昔はそうでもなかったんだけど、ギターの弦を弾いたときに鳴る、音にならない音?っていうの、こう… 弦自体の音??がホールに響いて耳に届くかんじ。めっちゃ良かった。うまく言えないんだけど即興で弾いて歌うときのいと〜さん、自由で楽しそうで好きだから…嬉しかったな。

 

 

ライブパート。…なんてものがあるとは思わなくてそれ自体が驚きではあったんだけれど。選曲が私的にも刺さりすぎた。

*magic number

皆に切望されてたやつ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!ここで歌うのかあ……と震えました。イントロで「!?」となり、歌い始めで「ワ、ワァ…!」となりました。泣いちゃった… 最後の方でマイクを掌で打つようにリズム取ってたところもよすぎた。歌い終わって「みんなの驚く顔が好きって言ったでしょ?(ニュアンス)」って言うの狡… そん… ハァ…… えぇ……… となった。生バンドで聴けてニコニコしちゃった…

 

*新曲『AMBER』

「次は新曲やります、真夜中のラブではなくて」の言葉で始まった曲はzakbeeさん作の二曲目とのこと。華dollっぽさをそこはかとなくかんじていたのでそう明かされたときはう、うそだろ…?となった。というか、真夜中のラブも伊東さんからえのんさんへのオファーだと言ってたし、すごいよ…… 少なからず、人柄とか何か惹かれるものがあるんだろうな。伊東さんには。どっちかというと伊東さんのソロはこの曲みたいな雰囲気なのかなあって発表当初は思っていたので、聴けてうれしいという気持ち。また難しそうな曲だけど、ここからどんどんブラッシュアップされていくんだろうな… 楽しみすぎる…… 熟成すればするほど良くなりそう、味わい深いかんじ。

 

白い恋人達

これの話がしたくて書き始めたんですよ… この曲は個人的に思い出があって大好きなんですが「冬になると聴きたくなる」という伊東さんの言葉の通りでわたしもそう……と崩れ落ちた。早くも遅くもない心地よいテンポ感と低くも高くもなく心地よい音域のメロディを伊東さんの声が紡いでいく時間、夢みたいだったな。上手いのはもちろんなんだけど、サビで声を張り上げすぎないところも良かった… なんか全部が最高だった、もうほんとに。大好き…… 伊東さんの歌声は冬の空気が似合うと個人的に感じているので、いつかX'masソングカヴァ〜集を… 出してください…… お願いします。本当にありがとう… 叶うなら、もう一回聴きたい、、

 

*真夜中のラブ

バンドのrec.に行ったら休日課長さんたちがいて「アーティスト・伊東健人お金かかってんな…!」と実感したらしい。ディレクションもしてもらって、お互いに本気で取り組んだ曲。こんなこともあるんだな、って言うくらいダメ元で伊東さんから絵音さんにオファーをして実現した曲。まだソロアーティストとしてはゼロの自分にまさか、と思いながらも受けてもらえて伊東さんはもちろん、絵音さんもそれが嬉しかったらしいと知れてよかった。伊東さん前からindigo聴いてるイメージがあったので、本当に良かったなあという気持ち… 転換のときに流してくれていたメイキング映像の伊東さんと本編MVの伊東さんの中間、色気とお茶目さを掛け合わせたようなライブの伊東さんは本当に魅力的でな…… デビュー曲おしゃれすぎないか?!って何度も思いましたね… あまりにも強すぎる……

 

あとは将来の話で、

・ソロでたまアリに立ったら泣いちゃうかも

・制約がないなら作りたいグッズ:マイク

・急にダンス曲だしたらおもろい、でもギター1本でアコースティック曲を出すのもいい 頭の中は割と無限大

みたいな話もしてくれた。

 

夜公演はヨシキさんからコメントが届いていたと聞いて正直、昼も“名乗らなくてもわかる相手”というフレーズに一瞬過ぎったので「やっぱり!」って感じだった。伊東さんの歌やバンド関連の活動にUMakeは切り離せないと思っていたし、これからもそうなんだろうけれど(この辺明記されていたら申し訳ないんだけど)私はずっとUMakeは伊東さんにとって良い意味での「遊び場」であり、ソロはアーティスト活動なんかなあ、と思っている。でもどちらも求められることに応えるという姿勢はおそらく同じなんだろうからUMakeはUMakeに、伊東健人伊東健人に求められることを見せつつ、やりたいこと・見せたいことを創っていくのだろうなー。

 

あとこれは独り言なんですが(今までもそう)伊東さんが自分のことを「頑固」「気分屋」と評していたのがすごく良かったし、聞けて良かった。なんか、そういうのも許されている場なのだと知れて「これからも応援できるな」と思えた。伊東さんのリリイベだから伊東さんが先導なんだけど、声を掛けながら一緒に進めてたのがらしくてよかったなあ。

人前に元々出て喋るタイプじゃなかった人間が努力をし続けて今そこにいて笑ってくれる、その事実だけでも頑張れる人間がいるってことなんだよ。ありがとう。可能な限り、健やかでいてください…

朗読劇「タチヨミ」初日公演を観劇して

 

 

今日の舞台が、私にとっての「ユリさん」だった。

 

 

いつか朗読劇に出演される伊東さんを観るのが一つの夢で、叶ってしまった… 凄かった…

 

ライブビューイングという方法を取ってくださり、それが自分の足を運べる会場で上映されること、本当に幸せなことでした。

 

朗読ってマイクの前で淡々と話しているというイメージだったけれど、実際は言葉が宙を飛び交い、意思を持って、舞台の上で生きていた。

 

マイク一本で、こんなにも。それが初めて朗読劇を観た感想でした。

 

画面越しでも生で繰り広げられているお芝居はやっぱりいいなあと思ったし、台詞でもあった、この気持ちを感じることができるのも生きてるからなんだよなーと思いました。数日経った今でもあの日から全然戻って来れてない。まだ伊東さんのフォトブックも開封できてない。

 

 

ここからは劇についての覚え書です。ほぼいとーさん。

 

文通一

めちゃくちゃ面白かった… 東京に行って変わっていく(尋常じゃないくらい)彼女を健気にも心配し続ける男の話。声の表情がころころ転換していって、これが朗読劇…!となった。

 

ブラック

奥さんと探偵の掛け合いが楽しすぎてけらけら笑ってしまったのと、そこ(主に奥さん)に振り回されるレンジャーたちがぐだぐだで楽しかった。どこまでアドリブなんだろう?「ブルーかっこいい♡」にちゃんと反応してたいとーさんかわいかったな… めちゃくちゃ可愛がられてる伊東さん新鮮だった。好きな人が愛されてるのは無条件で嬉しい。

オチまで最高だったな………

 

文通ニ

これめちゃくちゃ好きだったなあ。結局、妹はちゃんと帰ってきたんか?いや帰ってくるなと言ったから帰って来てないんか??

 

 

僕たちの世界征服日記

ブラックのときは割といつものいとーさん、という感覚で見ていたけれど、この演目では岸尾さんとのやり取りの中で段々と「山田」と「鈴木」になっていく様が面白かった。

「夢は呪い」「夢が人生をつくる」山田の人生は夢でできていたからこそ、呪いだ、と言ったときの気持ちを考えると胸が痛い。

段々と弱っていく山田の姿は、以前の活発で何事にも立ち向かっていく強い姿とあまりにもかけ離れていて、より切なく、つらいものだった。なんでこういう人から持っていかれちゃうんだろうな。世の不条理を感じる。

 

あの音。

始まる前にちゃんと演目を確認してなかったものだから「あのね、」だと思ってて、先生あのね的な?かわいいやつかな?と思ってたらものすごくシュールなやつでした。めっちゃ好きでした。

いとーさんがおもむろにポケットから髭剃り取り出しただけで既に面白かったし、マイクからスー…と遠ざかっていく髭剃りの音に笑ってしまった。

 

 

雨のシャボン玉

ちょっと調子のずれた歌、何処宛でもないような伊東さん演じる弟の声が不気味で、それでもきっと、この子は可哀想な子なんだと思っている自分がいたけど、それもひっくり返されるような衝撃的な展開。

演出と相まって、本当に雷に打たれたようだった。

弟の幼く、純粋な狂気を無邪気に演じる伊東さん… 怖かった… けど見れて良かった。あんなに大きいのに(ほんと伊東さん大きい)、ちゃんと弟だったな。

 

 

それでも花は咲いていく…

ユリを演じる麗さんの台詞を受けて、ひっそりと両頬を拭っていた伊東さんが印象的でした。暗くて、実際のところは分からないけれど。

自分も体験して、初めて人間は本当の意味で他人のことを分かるんだと思う。だけど理解してもらえなくても嬉しさや悲しさを共有できる人がいる幸せは確かにある。レンの苦しみをユリは全部分からないし、それはお互いにそうだけど、ユリの過去を知り、同じ体験があると分かったレンは本当の意味でユリさんの強さや暖かさに触れたんだろうな。引き離されそうになる場面でのカスミとレンの切迫した声に胸が潰れそうになった。世界から見てその人がどんな人であろうとも、自分にとって神様なのだとしたら、どう考えてもそれが全てなんだよなあ。

 

知識が増えるにつれて生きづらくもなるし、意外と他人は助けてくれないし、案外助けてくれるんだと知る。レンがぎゅっとしてもらったように、私もこの朗読劇に抱きしめてもらいました。

 

 

「初日で千秋楽」の伊東さんに開演前も後も喋る時間をくださったり、なんか恐縮そうで、光栄だなって顔をしたいとーさんすごく良かった。開幕前の意気込みコメントのときに松尾さんから「置鮎さんも千秋楽」と教えてもらって置鮎さんにも一言もらわなきゃ…ってしてたいとーさんに伊東さんだなあと思った記憶。(その後置鮎さんは追加公演が決まって、カテコで話を振ったいとーさんが「あれ?!」ってなってた)

 

カテコ挨拶で松尾さんに上げてもらったスタンドマイクをお返しするとき思いっきり下げた伊東さんに笑ってしまったし、そんなことができる間柄、素敵な関係性にほっこりとした。あと楽屋で撮ってもらった写真たちに写るいとーさん後輩の顔してて泣いた。暖かい空間。伊東さんも若手だったんだ…

 

 

 

ここから会場の客席視点に変わり、幕が上がる様子が見れるのは熱かったな… 

 

 

 

また思い出したら追記します。本当に良かった。素敵な舞台に出逢わせてくれてありがとう、いとーさん。

あゝ素晴らしきLearning Message

 

エムステに「Learning Message」が実装されましたね。

新規Pとして、この瞬間に立ち会えたことが本当にうれしい… ほんと…… なんか、間に合ってよかった〜という気持ち。

 

SOLO STAGE seriesガチャという存在を今回初めて意識した訳なんですが、とりあえずガチャのページ一面にキラキラの硲さんが映ることがまずスゲェ…(語彙力0) 

かっこいい… スクショをする手が止まらない。ただ私はつい先日ワートレに尽くしてしまったばかりなので、ほどほどにすることを己に誓いました。なお数日後に撤回される可能性大です。

で問題は、同時にキャンペーンでソロ曲の配信が始まるなんて聞いてないぞ…?ということ。

 

f:id:haz__o:20200606131526p:imageら、「Learning Message」だ〜〜〜〜〜ッッ硲先生の授業、と話題の!!!!!実は福岡のライブを未だ観ていない私にとって踊って歌う「Learning Message」は初めて。ワ、ワ〜〜〜〜どうしよう!?!??!?え、どうする?!?!!明日配信開始だと?!!心の準備!!!!!

 

そして遂に初めてお目にかかった。

 

開始数秒で「アアアアァこれが噂の√ダンス…!!!!!」と震えた。こんなド頭から。前情報があってもこれだけ衝撃的なのだから、福岡で観た方はどれだけのものだったのだろう… 硲道夫の愛らしさ、真意に取り組む姿勢がわかる素敵な振り付けだ… 

 

にしても曲がいい。歌詞がいい。顔がいい。 

「勉めを強いる?違う、」「勉めて強くなろう」とする「君」のために「少しだけ先に生まれた経験を手渡そう」

教えてあげる、ではなくて“Learning with me”と言う。「私と一緒に学ぼう」というのが硲道夫。mustだといいそうだけどLet's tryなんですよ。ここの顔が良すぎて毎回タップミスをするのは許してほしい。タップしてる場合じゃない。歌詞も相まって毎回泣いてしまう…

硲先生の担当教科は数学だったけれど、アイドルになった今とそのときの伝えたい気持ちは何一つぶれてないんだなぁと思わせてくれる。言語が数学(?)な分、難しく聞こえるかもしれないけど解いていくとめちゃめちゃ素敵な考え方の話だったりする。

硲さんと教員という職、数学という科目は出逢うべくして出会ったのだろうけれど、硲さんが別の教科、それこそ科学や英語の先生だったとしても、あのタイミングでjupiterと出会っていたらアイドルになってしまうんだろうなー…

 

もしも、学校の教壇に立って数学の授業を行うことで生徒に伝えられていたらアイドルにならなかったのかな、とも考えてみたけどやっぱり遅かれ早かれなっていそう。果てのない人だと思うので、それこそアイドル以上に自分の想いを伝えることのできるものがあればその先に行ってしまうんだろう。

そのときは次郎と類はどうするんだろうな、連れていくのかな。ついてきてくれそうだけど。どうなんだろう。

ところで硲さんが教職を辞してアイドルになると宣言したとき、次郎と類を「誘った」のか?それとも聞いた次郎と類が「付いてきた」のか?がずっと私は気になっていて…

アニマスでは類が「俺も!」と言い、次郎はお金のことを聞き「やります」と答えた。けどモバエムでは硲さんが最初からjupiterは三人組だから、と誘っていた。

どちらにせよ初め硲さんは自分の旅路に巻き込んだと思っていたことに変わりはないのだけれど、結果的に巻き込む形になることはあっても、初めから他人を巻き込むつもりで動くことはない人だと思っていたからモバエムを読んだときは驚いたんだよなぁ… 私の解釈違いなのだろうか。誰か。

 

 

生徒に夢を与え、勉学への意欲を生ませること

 

硲さんの志望動機であり、アイドルはそれを叶えるための手段にすぎないと。

手を抜かない。いつでも全力投球。ただ考えなしではなく、ちゃんと緻密に計画を立て、カッコ悪いとかダサいとか厭わず、彼自身が一生懸命だから伝わることがあることを分かっていて「情熱」を注ぐ姿を見せ続ける。頑固ではあるけれど人の話に耳も傾け、柔軟に対応もできる。そういうところが好きだ。誰にでもできる訳じゃない。

こんなに良い先生を無くして勿体ないな、と思う反面アイドルになったことで伝わる硲先生の想いもあるんだろうから選んでくれてよかったなとも思う。そのおかげでこうやって硲道夫の授業を私も受けることができる。

 

基本的に問いかけてくれる硲先生。〜だろう?って。

〜だ、じゃない。〜しろ、でもない。

硲さんにとって先生は「先」に「生」まれた者であり、けっして偉そうに威張る人ではないんだろう。

S=Mで「指導者」のことを「せんせい」と読んでいたのが印象的でした。導くものとしてあるべき姿でいようとする。そのための情熱。そのための努力は惜しまない。

 

この曲は二番できっと次郎や類やその他の硲さんが今まで出会った仲間たち(Friends)と学ぶ素晴らしさ、最後にはその仲間と私(Us)と学ぶ素晴らしさを歌う。それはきっと硲さん自身が味わってきた「経験」で、君に手渡したいもの。

硲さんが公式によって導き出していたものを次郎は科学反応であったり類はMagicに置き換えたりする。同じものでも表現の仕方が増えると様々な見え方ができる。

国語の答えは複数当てはまることがあっても、数学の解は一つであることが多い。そんな数学の先生だった硲さんが歌う「応えは一つじゃない」の重さ。そう考えることができるようになったプロセス。この曲は私たちに向けての硲先生からの学びの経験談

 

 

元数学教師という肩書きを全面的に肯定したパフォーマンスが凄く好きでした。でも今までのS.E.Mの楽曲もそうだけど、色物枠だけに留まらないのが情熱のパワーであり、真摯に取り組む姿なんだろうなー。大好きだなあ。

 

人生ではじめてゲームに課金した話

 

こんにちは。

生まれて初めてゲームに課金したので、この気持ちを残しておきたくて書きます。

 

小さい頃よくやっていたゲームセンターのコインゲームも、コインはお金で買うし、クレーンゲームとかあれもこれも、お金でやるものはぜんぶ課金ゲームでは?と思わないでもないけど、ここで差すのは「携帯のアプリゲーム内での課金」のことです。

そもそも私は携帯ゲームをしない。

どう森も最初は嬉々と始めたものだけど、ものの数週間でやめてしまったので、最初の年の冬からずっとサンタクロースの格好をしてると思う。確かめてもないけれど。

 

そんな私が何故?

簡単な話です。

好きな人ができました。

SideMというコンテンツに。

名を「硲道夫」といいます。

 

アイドルオタクなので、うたプリとかアイドル系のコンテンツには軽率に触れないようにしていたし、これからもそうするつもりだったのに。

 

もう三次元にしか… 実在するものにしか財布も心も時間も捧げない!と決めたのに。

 

だって仕方ないじゃん、

彼らは“実在(生きてる)”しているのだもの………

 

そのことについては前回長々と綴ったので省略するけど、愛って凄いなぁって話です。

で、好きな人がたまたまアプリゲームの中に生きていたので、空き時間に会いに行く日々を送っていました。

 

とはいえエムステ(最初はどこの音楽番組かと思った)に関してもアプリゲーに関してもド素人なので、通勤時間に無料ガチャを回したり、気になるストーリーだけ進めてみたり、推しにうぇるかむ・はぴきらパーク踊らせてみたり、それくらいの楽しみ方をしてた。

 

だけど其奴は流星の如く現れました。

SSR確率2倍!「TRE@SURE OF RETURNSガシャ」

ワートレ!スペイン!硲道夫!

前情報として知ってたのはそれくらいで、確か漣くんと志狼くんの三人だったよね?へーガチャで引けるんだ〜!1日一回無償!ありがたい。

「出たらいいなぁ」って。そんなもので。

アプリ内のカードという、実体しないものにお金を払うという選択肢がなかっ(※過去形)ので、ちょうど頂いた10連を回せる位のMスターとSSR確定のチケットを使ってみた。硲さんは出なかった。

最初に出たのは龍。S.E.Mしか見てこなかった盲目セムPの私が、FRAMEのかわいさに目覚めた瞬間であった。

「納豆を白ご飯にかけてお腹一杯食べる!それだけで幸せだよなぁ」なんて、かわいい… 震えたよね。

 

なんやかんや毎日プロデュースを続けた。ドラスタ、カフェパレ、バイト、もふもふ、フレーム… 

2500個、Mスターが集まるたびに10連を引く。

龍、志狼、握野、雨彦、悠介。

気付いたら手元にいないのは、硲道夫だけになっていた。

 

あれか。コンサートでも推しのトロッコだけ自分の近く通らないとか、外周こないとか、そういうやつなのか?????

 

そして迎えたガチャ最終日。

無償分を引いた時点で諦めようと思っていた。

ただ、諦め切れなかった。

可能性がある限りはどうしてもやめることができなかった。

14:00ちょっとすぎ、もう何度目かも分からない10連を回した。でない。今からもう一度Mスターを2500個貯めるのは難しい。

諦めよう。諦める。諦めてくれ。

そのときふと、脳内に

「次はいつ会えるんだろう」という言葉が浮かんで。

 

その後は覚えていない。決めた私は早かった。

ショップで賢くんが説明してくれるのを食い気味に遮ってMスターを買った。買って回した。出ない。買う。回す。出ない。見えない課金というものは恐ろしい。硬貨がぶつかる音もお札が擦れる音も聞こえない。静かだ。永遠にも続くかと思われたその時間も無事に終わりを迎えた。

残った少しばかりの後悔もこの達成感や安堵感の前ではちっぽけなもので、あっという間に消え去ってしまった。

 

ただ、どれくらい使ったかくらいは見とこう…と思ったけど分からなくて、ネットで後ほど調べて確認し、自分が社会人であることに感謝した。来月ボーナス月で良かった。

 

こんなつもりじゃなかった。

だけど不思議とやめときゃよかったとは思わない。

スペインの硲さんどちゃどちゃカッコいいので眺めてるだけでお釣りきそう。好きです。

 

課金は「好きなもの」を手に入れるための一つのツールであり、グッズやCDを購入したり、ライブに参加したり、そういったものと実は同じなのかもしれないな、と今回初めて課金というものをして思った。それが「物」として触れられるかどうかぐらいの違いであって、好きなものにお金をかけるという点では変わらないのではないか。

それが巡り巡って、SideMの血となり肉となればいいねって。

色々あるのかもしれないけれど、ムズかしそうなことはニガテ…!(急なCV.四季) ただ、ここに新米ひよっこPがまた生まれていますよってご報告。それはひとえにここまで愛してきて支え繋げてきてくれた先輩Pや運営、アイドルのみんなのおかげであって、とてもとても感謝しています。SideMもエムステも大好きだー!モバエムは難しい!

 

こんなに魅力的なのだから、末長く愛し、愛されていてほしい。なんの話が分からなくなりましたが、人生はじめて課金したら思ったよりも楽しかったって話でした。

がんばってチェンジさせるぞー!

社畜に救われてアイドルのPになった話

 

 

突然ですが、私にはちょっと前からハマっているものがあります。

 

それは、ヒプノシスマイク。あれはすごい。

 

さらに先日、木村昴さんが出演された徹子の部屋をその場にいた母と見たことにより、木村さんの丁寧な言葉遣いと溢れ出る気品に母が大変感銘を受け、親に紹介できるコンテンツへと昇格しました。

 

みんなかわいいんですけど、その中でも「観音坂独歩」さんが好きです。いや、最初はオオサカディビジョンの盧笙が可愛くて、数百年ぶりにアニメイトに足を踏み入れ、CDを購入していたのですが。いつの間にかシンジュクにようこそされてた。

 

ちょうど私生活で辛さの重ね重ね、まさにミルクレープ状態だったので、ミルクレープの層を数えてるときは嫌なこと忘れられる独歩さん(ヒプラジ参照)に本当〜〜〜に助けられた。

 

独歩のすごいところは、独歩にとって生きづらい世界であることに変わりはないんだけど、ちゃんと自分の仕事にやりがいとか達成感とか意味を持って生きているというところ。

ヤバそうなのに、独歩は頑張るんだよな。自分のやってることがちゃんと誰かの役に立ってることを知ってるから。

 

あんなにネガティブねっとりじめじめ人間だけどあんまりにも根が光。そこがすごく刺さった。

 

 

前置きが長くなりました。独歩に出会って、私は初めて、「伊東健人」さんという方を知りました。

最初の印象は「くまさんみたい」

大きくて、たれ目で、抱きつきたくなるような…

 

YouTubeで見たヒプマイの動画は、動かないキャラクターと動いているキャストさんたちだったので、比較的早い段階でお顔を見ていたとはいえ、そこまで深く伊東さんについて調べることもなく 「独歩」というキャラクターが好きだった。

 

いろいろあって心が落ち切っていた私は、めちゃくちゃぎりぎりで、そんなときに「チグリジア」を歌う伊東さんを見た。声優という概念がガラリと変わった瞬間だった。

 

声優さんも人前に出てくる機会が増えていることは知っていたし、見かけるたびに声もいいのに?!設定盛りすぎじゃない?!?って思うくらいかっこよかったり、かわいかったり… でも、良い意味で伊東さんは所謂「アイドル性」のある人には見えなくて、だけどどうしようもなく惹きつけられる、とても魅力的な人だった。

 

独歩の苦しみや痛みを知っているような、そして麻天狼のDOPPOとして強くリリックを放つ伊東さんの姿、私の想像していた声優さんの姿じゃなかった。独歩そのものだった。

 

声優さんって、ただ声を当てている訳じゃないんだなって。自分の命を分けてあげているようだった。ライブを観て、よりそう思った。キャラクターに外見が似てるとか似てないとかそういう次元の話じゃなくて、魂が入ってるから、お互いにお互いなんだよな… うまくいえないけど。

 

温度の低い声色や落ち着いた雰囲気から、とても聡明な人なんだろうなーと思いつつ、ときどき「あれ?」と思う瞬間があり、

アベマの5thヒプライ(円盤化いつまでも待っています)、4thライブDVD、まてんろCD、と畳み掛けるようにみているうちに、段々キャラクターではない「伊東健人」さん自体に興味が湧いてきて、

そこから先人の方が残してくれた文献を読んだり、スイどうを見たり、ラジオを聴いたり… 知れば知るほど最初の印象と良い意味で変化してきて楽しかった。

 

まず知ったのがあだ名、いとけん、とっと… かわいいな… ア゛ッ 今の笑い顔かわいい!??!?(ガラガラガッシャーン)(転がり落ちる音)

 

声優と、二次元という二つのジャンルへ同時に足を突っ込んだおかげで履修科目今だけ二倍!って感じで慌ただしい毎日を送ることに。

というか、伊東さんが大好きだからといって伊東さんが演じるキャラクター全部追っかけてたら身体が一つでは足りないのでは…?と思い始めて、なんとか自制を… と頭では思っているのに目の前に現れた新しい伊東さんには抗えず、片っ端から見た結果、気付けば「伊東健人」という人間に腰辺りまで浸かって身動きが取れないようになっていた。あまりにも供給が多すぎる。無理では?推しが演じるもの=推しじゃん。無理では… みんなどうしてるの……(素朴な疑問)

 

 

本格的に沼に浸かりはじめたある日。いつものように検索欄へ「伊東健人」と入力すると出てきたのがこれ。

というか今聴き直してエイプリル・フールのやつだったことを知った…(遅)

 

これはやばいな、と。

 

すっかり伊東さんの歌が好きになってしまった私は、伊東さんの声はもちろんのこと、伊東さんの歌を聴きたい妖怪と化していた。

思った以上にあってびっくりした。知らないとは恐ろしい。ただ、その中でひときわ目立つ、とても古風で硬そうな名前が視界に飛び込んできた。

 

 

その名は「硲 道夫」

 

 

 

 

 

 

音速で落ちた。S.E.Mに。

学生時代に苦手だった科目ばかりな上に超ヘンテコ衣装なのになんでこんなにかわいいのかわからない!!!!!と発狂しながら

ひたすらに試聴動画をみた。(これはオススメを受けた2ndライブ、その後購入)

 

アニメもあったけど、これはゲームのコンテンツなのだと知り、アプリをインストール。モバエムを。

 

「?????(更新するたび新しいイベントの案内が舞い込み混乱する図)

 

となり、すぐにアンインストールしてしまう。

その後、エムステという、別のアプリがあることを知り再びインストール。なんとかS.E.Mパートをコンプリートする。エモさに咽び泣く。好きだ。セムが… すき……

 

そしてここでこの作品が自分の記憶にある「アイドルマスター」のシリーズなのだと知る。

小中の頃。幼馴染が「マコトさん」のことを好きで、カラオケに行けばエージェント夜を往くGO MY WAY!! 、メリーを最低三回は歌っていた。なので一度もプレイしていないのにこの三曲は私も歌える。あとマコトさんはかっこいいけど、女の子なんだよなあって。まさか、男の子ver.があるだなんて…

 

ちょっとずつ、sideMについての理解を深めてきたところで、未だによく分かっていないモバエムをもう一度インストールする。雑誌を読むために。なんとか二度目にしてセムの三人のスカウトには成功。

ところで硲さんの次にお顔がすきだな…と思っていたのが、どこかでみかけた李道だったんですがそれも硲さんだった。マジか。そんな表情もできるんですか… 憑依型っぽいところ推せすぎてつらい。ボイスがほしい。

はじめてのコンタクト話も315〜〜だったんですが、今のところのお気に入り話は「馬の鼻」かな。硲さんが甘やかされていて大変良いです。

 

最終的にアニマスの五話がトドメとなりましたが、アニサマ2017のS=Mも良かった。この二つを観るためにdアニメに入った。何がこんなにいいんだろう、って考えてたんですが、それはセカライのコメンタリーを聴いていたとき言葉になった。

 

「皆カメラ抜かれるところわからないのに、役に入ってずっと集中してるからどこ抜かれてもかっこいいんだよね」

 

これは確か松岡さんがおっしゃられていた言葉なんだけど、なんでカメラが自分を抜くところ分からないのに、こんなに映ってる顔が全部いいんだろうって話だったと思う。

つまりはキャスト(声優)の方の役(キャラクター)に対する気持ちの一生懸命さにどうしようもなく惹かれてしまうのだと。

 

それは理由あって前職を辞め、今はアイドルとして輝こうとするキャラクターの姿に重なるものがあって、片方を応援していたはずなのに、いつの間にかもう片方の人生まで応援している。不思議な感覚だった。

 

sideMの楽曲『Reason!!』の

さぁ、行こう!選んだ道の先へ 
過去が未来を輝かせてく

決して今までを無かったことにしないところ。

 

S.E.Mの楽曲『FTTF』の

追い掛けたいと思うことに
遅すぎだなんて言わせない
その為になりたいんだ…
Your Star!  

あなたの星に、目標に、道導に。

なってくれる、その為に今日も輝いてくれるところ。

 

 

欲しいものが全てそこにあった、そんな感覚だった。

 

 

 

ここで先日の伊東さんのブログのURLを貼り付けさせてください。

 

これがどういう気持ちで綴られた言葉なのかは正確には私は伊東さんではないので分からないけれど、それでもこれを読んで、この人のこと好きだなーと思った。伊東さんのブログは簡潔なのに温度があって凄い。頭の良い人なんだろうな。

 

就活までは普通の生活をしていて、そこで初めて人と喋れないことに気付いた。

声優を目指したきっかけは「人と喋るのが苦手で、それを治したかったから。」

養成所も最初は就活と並行して通っていた。

仕事をしている上で面白い人がたくさんいる。

素敵なパーソナルを持っている人がたくさんいる。

中高からの友人からは逆に(変わりすぎて)気持ち悪いと言われる。

(そのときの自分を)見せてあげたいよ、と以前ラジオで話されているのを聴いた。

 


81のダイヤモンド、伊東健人さん。銀色の缶に入った煎餅を冷やしちゃう伊東健人さん。台本に「楽しんでいこう」と忘れがちなことを書いてある伊東健人さん。声優というお仕事を選んでくださって、本当にありがとうございます。

この仕事に就かれる前から、形は違えど「発信」することはされてきたと知って、より一層こうして応援させてもらえる今に感謝をしています。

 

表舞台に立つエンターテイナーは、究極のサービス種だ。

こんなに幸せにしてくれる存在だから世界で一番幸せでいてほしい。

 

 

この間のゲーム配信も必死になると早口で訳わかんないこと喋ってたり口悪くなったりするところも良かったし、眉間にシワを寄せて次のコードを手繰り寄せる表情も、コメントに対してふと溢した言葉が優しかったりするところもモ、モテ〜〜〜ッ…とひっくり返ってしまった。まだ見てない人がいたらみてほしいな… まだ見れるんかな…

 

 

そして、いろいろ見たり聴いたりしてて思うのは伊東さんの「チャーミングなところ」をちゃんと愛してくれている人が周りにいるんだなあってことです。それもうれしい。硲さんに次郎と類がいるように、人間誰しもある「そういうとこ」を否定せずに時に補ってあげられる存在がいる。そんな存在に人生で出会えていることが良かったなあとおもうし、羨ましいし、おかげで好きになったその人のままでいてくれるであろうことにひどく安心した。まあ、わたしが見ているのは見えている部分だけだけどね。Umakeのライブにも行ってみたい。

 

 

 

2020年の皐月。このタイミングで巡り合えてよかった。これから応援したい。皆さま、不束者ではありますが、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

 

セカライの伊東さん見て、矯正萌を覚えたにゃむでした。