eleven

「やはり何事も挑戦だな」

社畜に救われてアイドルのPになった話

 

 

突然ですが、私にはちょっと前からハマっているものがあります。

 

それは、ヒプノシスマイク。あれはすごい。

 

さらに先日、木村昴さんが出演された徹子の部屋をその場にいた母と見たことにより、木村さんの丁寧な言葉遣いと溢れ出る気品に母が大変感銘を受け、親に紹介できるコンテンツへと昇格しました。

 

みんなかわいいんですけど、その中でも「観音坂独歩」さんが好きです。いや、最初はオオサカディビジョンの盧笙が可愛くて、数百年ぶりにアニメイトに足を踏み入れ、CDを購入していたのですが。いつの間にかシンジュクにようこそされてた。

 

ちょうど私生活で辛さの重ね重ね、まさにミルクレープ状態だったので、ミルクレープの層を数えてるときは嫌なこと忘れられる独歩さん(ヒプラジ参照)に本当〜〜〜に助けられた。

 

独歩のすごいところは、独歩にとって生きづらい世界であることに変わりはないんだけど、ちゃんと自分の仕事にやりがいとか達成感とか意味を持って生きているというところ。

ヤバそうなのに、独歩は頑張るんだよな。自分のやってることがちゃんと誰かの役に立ってることを知ってるから。

 

あんなにネガティブねっとりじめじめ人間だけどあんまりにも根が光。そこがすごく刺さった。

 

 

前置きが長くなりました。独歩に出会って、私は初めて、「伊東健人」さんという方を知りました。

最初の印象は「くまさんみたい」

大きくて、たれ目で、抱きつきたくなるような…

 

YouTubeで見たヒプマイの動画は、動かないキャラクターと動いているキャストさんたちだったので、比較的早い段階でお顔を見ていたとはいえ、そこまで深く伊東さんについて調べることもなく 「独歩」というキャラクターが好きだった。

 

いろいろあって心が落ち切っていた私は、めちゃくちゃぎりぎりで、そんなときに「チグリジア」を歌う伊東さんを見た。声優という概念がガラリと変わった瞬間だった。

 

声優さんも人前に出てくる機会が増えていることは知っていたし、見かけるたびに声もいいのに?!設定盛りすぎじゃない?!?って思うくらいかっこよかったり、かわいかったり… でも、良い意味で伊東さんは所謂「アイドル性」のある人には見えなくて、だけどどうしようもなく惹きつけられる、とても魅力的な人だった。

 

独歩の苦しみや痛みを知っているような、そして麻天狼のDOPPOとして強くリリックを放つ伊東さんの姿、私の想像していた声優さんの姿じゃなかった。独歩そのものだった。

 

声優さんって、ただ声を当てている訳じゃないんだなって。自分の命を分けてあげているようだった。ライブを観て、よりそう思った。キャラクターに外見が似てるとか似てないとかそういう次元の話じゃなくて、魂が入ってるから、お互いにお互いなんだよな… うまくいえないけど。

 

温度の低い声色や落ち着いた雰囲気から、とても聡明な人なんだろうなーと思いつつ、ときどき「あれ?」と思う瞬間があり、

アベマの5thヒプライ(円盤化いつまでも待っています)、4thライブDVD、まてんろCD、と畳み掛けるようにみているうちに、段々キャラクターではない「伊東健人」さん自体に興味が湧いてきて、

そこから先人の方が残してくれた文献を読んだり、スイどうを見たり、ラジオを聴いたり… 知れば知るほど最初の印象と良い意味で変化してきて楽しかった。

 

まず知ったのがあだ名、いとけん、とっと… かわいいな… ア゛ッ 今の笑い顔かわいい!??!?(ガラガラガッシャーン)(転がり落ちる音)

 

声優と、二次元という二つのジャンルへ同時に足を突っ込んだおかげで履修科目今だけ二倍!って感じで慌ただしい毎日を送ることに。

というか、伊東さんが大好きだからといって伊東さんが演じるキャラクター全部追っかけてたら身体が一つでは足りないのでは…?と思い始めて、なんとか自制を… と頭では思っているのに目の前に現れた新しい伊東さんには抗えず、片っ端から見た結果、気付けば「伊東健人」という人間に腰辺りまで浸かって身動きが取れないようになっていた。あまりにも供給が多すぎる。無理では?推しが演じるもの=推しじゃん。無理では… みんなどうしてるの……(素朴な疑問)

 

 

本格的に沼に浸かりはじめたある日。いつものように検索欄へ「伊東健人」と入力すると出てきたのがこれ。

というか今聴き直してエイプリル・フールのやつだったことを知った…(遅)

 

これはやばいな、と。

 

すっかり伊東さんの歌が好きになってしまった私は、伊東さんの声はもちろんのこと、伊東さんの歌を聴きたい妖怪と化していた。

思った以上にあってびっくりした。知らないとは恐ろしい。ただ、その中でひときわ目立つ、とても古風で硬そうな名前が視界に飛び込んできた。

 

 

その名は「硲 道夫」

 

 

 

 

 

 

音速で落ちた。S.E.Mに。

学生時代に苦手だった科目ばかりな上に超ヘンテコ衣装なのになんでこんなにかわいいのかわからない!!!!!と発狂しながら

ひたすらに試聴動画をみた。(これはオススメを受けた2ndライブ、その後購入)

 

アニメもあったけど、これはゲームのコンテンツなのだと知り、アプリをインストール。モバエムを。

 

「?????(更新するたび新しいイベントの案内が舞い込み混乱する図)

 

となり、すぐにアンインストールしてしまう。

その後、エムステという、別のアプリがあることを知り再びインストール。なんとかS.E.Mパートをコンプリートする。エモさに咽び泣く。好きだ。セムが… すき……

 

そしてここでこの作品が自分の記憶にある「アイドルマスター」のシリーズなのだと知る。

小中の頃。幼馴染が「マコトさん」のことを好きで、カラオケに行けばエージェント夜を往くGO MY WAY!! 、メリーを最低三回は歌っていた。なので一度もプレイしていないのにこの三曲は私も歌える。あとマコトさんはかっこいいけど、女の子なんだよなあって。まさか、男の子ver.があるだなんて…

 

ちょっとずつ、sideMについての理解を深めてきたところで、未だによく分かっていないモバエムをもう一度インストールする。雑誌を読むために。なんとか二度目にしてセムの三人のスカウトには成功。

ところで硲さんの次にお顔がすきだな…と思っていたのが、どこかでみかけた李道だったんですがそれも硲さんだった。マジか。そんな表情もできるんですか… 憑依型っぽいところ推せすぎてつらい。ボイスがほしい。

はじめてのコンタクト話も315〜〜だったんですが、今のところのお気に入り話は「馬の鼻」かな。硲さんが甘やかされていて大変良いです。

 

最終的にアニマスの五話がトドメとなりましたが、アニサマ2017のS=Mも良かった。この二つを観るためにdアニメに入った。何がこんなにいいんだろう、って考えてたんですが、それはセカライのコメンタリーを聴いていたとき言葉になった。

 

「皆カメラ抜かれるところわからないのに、役に入ってずっと集中してるからどこ抜かれてもかっこいいんだよね」

 

これは確か松岡さんがおっしゃられていた言葉なんだけど、なんでカメラが自分を抜くところ分からないのに、こんなに映ってる顔が全部いいんだろうって話だったと思う。

つまりはキャスト(声優)の方の役(キャラクター)に対する気持ちの一生懸命さにどうしようもなく惹かれてしまうのだと。

 

それは理由あって前職を辞め、今はアイドルとして輝こうとするキャラクターの姿に重なるものがあって、片方を応援していたはずなのに、いつの間にかもう片方の人生まで応援している。不思議な感覚だった。

 

sideMの楽曲『Reason!!』の

さぁ、行こう!選んだ道の先へ 
過去が未来を輝かせてく

決して今までを無かったことにしないところ。

 

S.E.Mの楽曲『FTTF』の

追い掛けたいと思うことに
遅すぎだなんて言わせない
その為になりたいんだ…
Your Star!  

あなたの星に、目標に、道導に。

なってくれる、その為に今日も輝いてくれるところ。

 

 

欲しいものが全てそこにあった、そんな感覚だった。

 

 

 

ここで先日の伊東さんのブログのURLを貼り付けさせてください。

 

これがどういう気持ちで綴られた言葉なのかは正確には私は伊東さんではないので分からないけれど、それでもこれを読んで、この人のこと好きだなーと思った。伊東さんのブログは簡潔なのに温度があって凄い。頭の良い人なんだろうな。

 

就活までは普通の生活をしていて、そこで初めて人と喋れないことに気付いた。

声優を目指したきっかけは「人と喋るのが苦手で、それを治したかったから。」

養成所も最初は就活と並行して通っていた。

仕事をしている上で面白い人がたくさんいる。

素敵なパーソナルを持っている人がたくさんいる。

中高からの友人からは逆に(変わりすぎて)気持ち悪いと言われる。

(そのときの自分を)見せてあげたいよ、と以前ラジオで話されているのを聴いた。

 


81のダイヤモンド、伊東健人さん。銀色の缶に入った煎餅を冷やしちゃう伊東健人さん。台本に「楽しんでいこう」と忘れがちなことを書いてある伊東健人さん。声優というお仕事を選んでくださって、本当にありがとうございます。

この仕事に就かれる前から、形は違えど「発信」することはされてきたと知って、より一層こうして応援させてもらえる今に感謝をしています。

 

表舞台に立つエンターテイナーは、究極のサービス種だ。

こんなに幸せにしてくれる存在だから世界で一番幸せでいてほしい。

 

 

この間のゲーム配信も必死になると早口で訳わかんないこと喋ってたり口悪くなったりするところも良かったし、眉間にシワを寄せて次のコードを手繰り寄せる表情も、コメントに対してふと溢した言葉が優しかったりするところもモ、モテ〜〜〜ッ…とひっくり返ってしまった。まだ見てない人がいたらみてほしいな… まだ見れるんかな…

 

 

そして、いろいろ見たり聴いたりしてて思うのは伊東さんの「チャーミングなところ」をちゃんと愛してくれている人が周りにいるんだなあってことです。それもうれしい。硲さんに次郎と類がいるように、人間誰しもある「そういうとこ」を否定せずに時に補ってあげられる存在がいる。そんな存在に人生で出会えていることが良かったなあとおもうし、羨ましいし、おかげで好きになったその人のままでいてくれるであろうことにひどく安心した。まあ、わたしが見ているのは見えている部分だけだけどね。Umakeのライブにも行ってみたい。

 

 

 

2020年の皐月。このタイミングで巡り合えてよかった。これから応援したい。皆さま、不束者ではありますが、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

 

セカライの伊東さん見て、矯正萌を覚えたにゃむでした。